三石琴乃
美少女戦士セーラームーンR
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人気ランキング : 5149位
定価 : ¥ 3,990
販売元 : 東映ビデオ
発売日 : 2004-12-10 |
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アニメ映画としては出色の出来なことは間違いない |
にしても、最高傑作であるとか、前人未到の領域とか、褒めたおすことは出来ない。
シナリオはシンプルなもので、白黒時代の映画でも、もう少し複雑だ。
アクションは確かに美しく画像の乱れも少ないが、OVAや劇場版でこの程度のクオリティのものが他に存在しないわけではない。
最後のシーンも結局、お涙頂戴のお子様向け定型に収めてしまうわけで、新しいものが存在するわけではない。
と、これだけ悪口を言っておいたから、そろそろ褒めてもいいだろう。
間違いなく、傑作。アニメ好きならもちろん、そうでなくても、一見の価値あり。
子供にせがまれてとかいいわけして見てしまうのが吉。
きれいな絵、よく動くアクション、テンポのいいストーリー展開(77分でここまで凝縮された邦画が現代に果たしてあるのだろうか?)
難解なところが少しも無く、きわめてシンプルなストーリー、にもかかわらず、引き込まれてしまうのは、悪役フィオレの魅力(?)に尽きる。
実質の主人公というか、少なくとも、ドラマの主役は、フィオレのほうであることは間違いない。
孤独と疎外感からわずかな友人にすがりつき、空気を読めずに、周りの迷惑になることを、自分がしてやりたいから(完全に善意から)してしまう。そのおろかな行動は、「百万本の薔薇(加藤登紀子)」の貧しい絵描きのようだ。
この歌が好きで、映画館で見た当時、学校で孤立していた自分としては、悪役が他人と思えなかった。
だから、悪役「も」救われるラストシーンで涙をおもいっきし流してしまい、周りの子供たちから、おかしなものを見る目で見られました。今でも、見るたびに泣きます。
孤独と疎外感に悩む若者が主人公という意味では、「タクシードライバー」の裏返しといってもいいのかもしれない。
その回答が「女にすがれ」だ、と解釈してしまうと、ちょっと、頭が痛くなるが。
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子供向けだから見ない、と言うあなたへ |
『セーラームーンなんてお子様向け、連携プレイで敵を倒しておしまいでしょ』なんて思ってると痛い目を見ます(笑)
前半のアクションも動きが早く、子供のように『セーラー戦士どうなっちゃうんだ!?』とのめり込んでしまいました。私は普段映画などで感動したり、見入ることは少ないのですが、最後は思わずじーんときてしまいました。
セーラームーンは古いとか、子供向けだからと敬遠することなく、たくさんの人に見てもらいたい作品です。
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もう、誰もひとりにしない |
今更ですが、この作品は最高です。テンポがよく、さくさく進みますし音楽(特にED曲)も上質。フィオレという孤独な存在を通して、セーラー戦士たちや衛もまた、孤独だったというエピソードが描かれています。
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「劇場版セーラームーンR」に託された想い。 |
無印のアニメ「美少女戦士セーラームーン」のクライマックスで月野うさぎ役の声優さん(三石琴乃さん)が盲腸で緊急入院し、
後にちびうさの声を担当することになる声優さん(荒木香恵さん)が代理をつとめました。
ラスト2話で荒木さんは頑張っているのは伝わりましたが、いちファンとしては消化不良感が残りました。
無印セーラームーンが人気が高かったので放送は継続され、「美少女戦士セーラームーンR」がはじまりました。
原作に追い付かないよう最初の13話はアニメオリジナルの「魔界樹」編が放映されましたが、正直、出来は微妙でした。
敵役のエイル(CV:緑川光さん)とアン(CV:冬馬由美さん)の魅力を十分に引き出せなかった消化不良感が残りました。
以上のような前提を踏まえて本作「劇場版美少女戦士セーラームーンR」は製作されました。クリアすべきハードルは3つ。
ひとつ。三石さんのセーラームーンでTV無印版のラストを超える見せ場を作る。
ふたつ。敵役フィオレ(CV:緑川光さん)&キセニアン(CV:冬馬由美さん)の魅力を十分に引き出す。
みっつ。アニメ版「セーラームーン」の隠れた主題「なぜセーラームーンが、月野うさぎが主人公なのか」の問いに1つの回答を示すこと。
この映画は3つのハードルをクリアし、幻の銀水晶のごとく美しい結晶のような作品となりました。
映画の主題歌が「Moon Revenge」というタイトルなのは決して偶然では有りません。
この映画は見事リベンジを果たした…そう思います。
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バラの秘密 |
この作品は短編も含めて5作あるセーラームーンの
劇場版の中、間違いなく最高傑作です。当時あまりにも
感動したのでメディアブックス(セル画をもとに本にした
もの)まで購入しました。今でも大事に取っています。
その本にはメイキングが紹介されていてとても興味深いです。
さて、本題の映画についてですが、まず監督が幾原邦彦さんで
あること。アニメシリーズ中、鍵となるエピソード(第46話:無印
シリーズ最終話など)はほとんどこの方が演出を担当しています。
笑いの要素も残しつつシリアスに物語を展開させるのが実に
うまい方です。
この映画では「花」が重要なキーワードとなります。タキシード
仮面がなぜセーラー戦士がピンチの時バラを投げるのかという謎も
明かされます。全編を通して妖しくも美しく舞う花。まさに花で
始まり、花で終わるといった感じ。その花は敵(と一言では言い表し
難いが)フィオレにとっても、セーラー戦士たちにとっても絆の証
なのです。
人間描写がとてもうまく、本当に優れた作品です。音楽も最高に
いい!
子供向けの作品だと思って観ると(いい意味で)期待を裏切ら
れます。